小さな旅

十勝平野は大きな花ばたけ 初夏の十勝ガーデンめぐり

穂別博物館のホベツアラキリュウ復元骨格標本と黄色の絨毯を敷きつめたようなたんぽぽ公園(写真: むかわ町役場産業振興課商工観光グループ)

  北海道の代表的な8つの観光庭園が点在する大雪~富良野~十勝を結ぶ約250kmの道は、『北海道ガーデン街道』と名付けられている。その中から十勝地区の5つの庭園を効率よくめぐってみたい。どんよりと曇ったあいにくの空を恨めしく見上げながら、JR帯広駅から南に向かって出発する。

真鍋庭園

  JR帯広駅から車で15分ほどの真鍋庭園は、日本初のコニファーガーデン(針葉樹を中心とした庭)として1966年から一般開放されている。総面積は約100ha。日本庭園・西洋風庭園・風景式庭園で構成されていて、1000を超える品種・数百万本に及ぶ樹木がある植物見本園だ。北海道の開拓以前から残る貴重な古木、北ヨーロッパ、カナダなどから輸入された北方系外来樹など、真鍋庭園ならではのコレクションの数々。青い葉をつけたプンゲンストウヒなどもあり、まるで童話の国の森に迷い込んだよう。花が中心の他の庭園にはない一種独特な雰囲気を醸し出している。

鯉が泳ぐ日本庭園の「鯉の池」
鯉が泳ぐ日本庭園の「鯉の池」
リバース・ボーダー・ガーデンの「リスの教会」
リバース・ボーダー・ガーデンの「リスの教会」
樹木が恐竜やキリンに見えるモンスターガーデン
樹木が恐竜やキリンに見えるモンスターガーデン
針葉樹の森にある屋外アートギャラリー
針葉樹の森にある屋外アートギャラリー

十勝ヒルズ

  十勝平野を見下ろす高台にある十勝ヒルズは、約1000種類の草花が植えられている「花と食と農」をテーマとした庭園。有機栽培にこだわる豆生産農家が運営している。豆を使ったオリジナルの「お酢」はお土産におすすめ。自家菜園でもある食がテーマの庭「ヴィーズ・ポタジェ」では、食用の花や野菜、ハーブなどが育てられていて、見て楽しめるだけでなく、園内のレストランで食べることができる。園内には食事処がいくつもあり、園内散策の途中で十勝の農と食が味わえる。広い園内をのんびり歩いてめぐるもよし、有料のレンタルカートに乗って移
  動してもOK。遊具が揃うこどもの広場などもあり、ファミリーで訪れるには絶好の庭園といえるかもしれない。

ピンクの花の妖精アニーカが住む「アニーカの庭」
ピンクの花の妖精アニーカが住む「アニーカの庭」
青と白の花でデザインしたレストラン前の庭園
青と白の花でデザインしたレストラン前の庭園
豆生産農家のオリジナル商品がそろうショップ
豆生産農家のオリジナル商品がそろうショップ

紫竹ガーデン

  「一日中、花と遊んでいたい」。そんな夢を描いた当時63歳の紫竹昭葉さんが約20数年の歳月をかけて約2500種の花々が咲き誇る広大な花畑をつくりあげた。それが田園地帯の真っただ中に広がる紫竹ガーデンだ。紫竹さんについては、テレビなどで何度も紹介されているのでご存知の方も多いだろう。紫竹ガーデンの特徴は、オーガニックな庭づくり。完全な無農薬で消毒もなし、ここ数年は水やりもしていないとか。庭園を歩いていると、雑草と呼ばれるいろいろな種類の野の花も普通に見かける。自然のままで育った草花は活気にあふれている。ここで人気なのが、”お花畑で朝食を“と銘打った朝食セット(要予約)。ここで育てた無農薬野菜や、十勝産の野菜をたっぷり使った料理をビュッフェスタイルで味わえる。また、花苗・花木・おみやげ品などの買い物の楽しみもある。

季節ごとに多彩な花々が咲き乱れる「花の径」
季節ごとに多彩な花々が咲き乱れる「花の径」
紫竹ガーデンのパレット花壇
紫竹ガーデンのパレット花壇
ガーデンショップ
ガーデンショップ

六花の森

  北海道ガーデン街道の南端、中札内村に位置する六花の森は、製菓会社「六花亭」が運営する庭園。雄大な日高山脈を背景に、清らかな小川が流れる豊かな自然環境だ。ゆるやかな起伏のある芝地をウッドチップの敷かれた遊歩道がめぐり、画家・坂本直行が菓子の包装紙に描いた十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)を中心に様々な山野草などを見て歩くことができる。
  園内には、クロアチアの古民家を移築したギャラリーが点在していて、美術鑑賞の楽しみもある。また、車で10分ほどのところに中札内美術村もあるので、併せて美術作品を鑑賞するのもいいかもしれない。

園内には7つの美術館や記念館が点在する
園内には7つの美術館や記念館が点在する
十勝の山野草や風景画を展示する坂本直行記念館
十勝の山野草や風景画を展示する坂本直行記念館
児童詩誌「サイロ」の表紙絵を展示するサイロ五十周年記念館
児童詩誌「サイロ」の表紙絵を展示するサイロ五十周年記念館

十勝千年の森

  最後はJR十勝清水駅から車で約15分ほどの十勝千年の森だ。敷地面積は約400ha、なんと東京ドーム85個分の広さだ。そのスケールの大きさに圧倒される。趣向を凝らしたいくつもの庭園が広がる中で、「アース・ガーデン(大地の庭)」と「メドウ・ガーデン(野の花の庭)」が英国のガーデンデザイナーズ協会賞選考で日本初の大賞に輝き、審査員から「最も美しい庭」「21世紀の最良の例」と絶賛されている。アクティビティ施設も充実していて、特に未来の乗り物セグウェイで広大な庭園をめぐるガイドツアーが人気。チーズ作り体験もでき、牧場で飼育しているヤギのミルクから作ったヤギチーズはお土産にも最適だ。

イギリスの庭師に絶賛された「メドウ・ガーデン」
イギリスの庭師に絶賛された「メドウ・ガーデン」
十勝千年の森で人気のセグウェイ・ガイドツアー
十勝千年の森で人気のセグウェイ・ガイドツアー(写真提供:十勝千年の森)
ヤギを飼育するファームガーデン
チーズ作り体験工房
ヤギを飼育するファームガーデン
ヤギを飼育するファームガーデン

  5つの庭園を約1時間ずつ駆け足でめぐってきた。どの庭園も広大で見どころが多く5つの庭園めぐりはちょっと欲張りすぎたかもしれないが、夏休みに行ってみようと思った方は、ぜひ参考にしてほしい。また庭園を結ぶ街道も自然が美しく、快適なドライブコースだ。アクセスルート自体が観光スポットと呼べるほど魅力的だった。

十勝の旅マップ

十勝の旅マップ
清水町のおもな福祉施設
老人福祉センター内「つどいの場」
老人福祉センター内「つどいの場」
職員手づくりの「カフェ&キッズスペース」
職員手づくりの「カフェ&キッズスペース」

社会福祉法人 
清水町社会福祉協議会

上川郡清水町南2条7丁目1 清水町老人福祉センター内
電話(0156)69-2200  FAX(0156)69-2201

  昭和56年に清水町社協として法人化されました。平成28年8月の台風災害時に災害ボラセンを立ち上げた当センターに昨年4月移転。10月には、職員の手作りで、小さなこどもから高齢者まで誰もが利用できる「共生型つどいの場」を開設。アンケートに応え遊具やベビーベッド、自動販売機の設置など設備の充実も図っています。また、町内のサロンやふまねっと運動教室への参加による地域のつながりと介護予防を進めるべく、参加者の送迎支援を社協独自のサービスとして行っています。清水町社協ではつながりの機会を広め、支援する活動に力を入れています。