人気の一品 自慢の逸品
vol.130
ラビットファームの玄米パン


函館の中心街から車で20~30分、豊かな自然に囲まれたラビットファーム(就労継続支援B型)は、社会福祉法人函館恭北会が運営するベーカリーショップです。今年3月に開業23年目を迎え、精神に障がいを持つ方の就労の場・学びの場として地域に定着しています。パンを中心にケーキ、クッキーなどを製造販売しており、20名ほどの利用者さんは計量からミキシング、成形、販売まで、それぞれの適性に応じた工程で作業に取り組んでいます。商品は全部で60種類ほど。一番人気の「玄米パン」は、「玄米食パン」とともにふんわりやわらかな食感が魅力です。ほかにパンでは「黒糖レーズンチーズ」、ケーキでは「ほわいとシフォン」がおすすめ。いずれも、「ボリュームがあって、安くておいしい」と評判を呼び、遠方から訪れるリピーターも少なくありません。毎月第3火曜日は「お客様感謝デー」として、おすすめのパンを20%OFFで提供しています。
●玄米パン………180円
●玄米食パン(3食)………480円
●ほわいとシフォン………130円
●クッキー各種………120円
※料金は税込です。送料は別途、実費を承ります。


(社福)函館恭北会 ラビットファーム
函館市東畑町141-13
電話(0138)58-1981 FAX(0138)58-1983

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Vol.133 2023.Winter
就労継続支援センターきららのハーバリウム
2009年4月に開設された「就労継続支援センターきらら(就労継続支援B型)」では、現在18名の利用者さんが就労経験を積んでいます。
自主製品としてつくっているのは、ハーバリウム、フェイクスイーツ等を使ったアクセサリーの他、最近は毛糸のポンポンを使ったクッションも人気です。「植物標本」の意味を持つハーバリウムは全部で6種類。利用者さんたちは生花をドライフラワーにするところから作業を開始。次に乾燥させた花をガラス瓶に入れながら、少しずつオイルを注げば完成です。一つひとつ丹精込めて作る一点物のため、利用者さんの中には自ら手がけた作品に愛着を感じ、自分で買っていく人も。卒業シーズンには、記念品としてハーバリウムのボールペンなどを特注で製作しています。
苦労してつくった商品が売れる喜びを実感し、「それが利用者さんの作製意欲や生きがいになっています」と、スタッフの笠原さん。笑いの絶えないアットホームな雰囲気が同センターの魅力です。 -
Vol.132 2022. Autumn
菊水ワークセンターの焼き菓子
社福)札親会が運営する菊水ワークセンターは、定員80名(生活介護40名・就労継続支援B型40名)の多機能型事業所です。就労支援事業では、ボルトの袋詰めをはじめとする委託作業、ポスティングなどの施設外就労、焼き菓子の自主製造など、幅広い活動に取り組んでいます。道産食材にこだわった焼き菓子は、クッキーとマドレーヌが主力商品。クッキーはミルクやココア、ゴマ、クルミなど種類も豊富です。添加物、保存料を一切使用していないマドレーヌは全5種類。いずれも札幌市が運営する「元気ショップ」などのほか、2020年7月に施設の一角にオープンした『Pokke Café(ポッケ カフェ)』で販売しています。利用者さんは、焼き菓子づくりの工程だけでなく、接客に携わるようになったことで、お客様の反応をじかに感じられることや、自分たちが作ったものが目の前で売れていくことに喜びを感じているそうです。同カフェではコーヒーやソフトクリームなども楽しむことができます。