職員インタビュー(社福)沼ノ端福祉会 拓勇おひさま保育園(調理員)

趣味はステンドグラス制作

(社福)沼ノ端福祉会 拓勇おひさま保育園 大槻 尚子さん(調理員)
▲(社福)沼ノ端福祉会
拓勇おひさま保育園
大槻 尚子さん(調理員)

 転勤族だった父親の関係で、9歳の時から苫小牧に住んでいという大槻さん。苫小牧の印象をうかがうと、「なんといっても雪が少ないところでしょうか。夏もあまり暑くならないし、過ごしやすいです。海は近いんですが、海のそばに住んでいるという意識はあまりないですね」。

ウトナイ湖の方が身近ですか。
「沼ノ端の保育園では子どもたちがウトナイ湖まで散歩していましたけど、ウトナイ湖で餌付けができなくなってから保育園では行かなくなりました」。

趣味でなさっていることはありますか。
「サークルに入ってステンドグラス制作をもう10年以上やっています。園の玄関にあるステンドグラスは私が作りました。ここの園舎を新しく建てるにあたって園長先生が、何か記念になるものを、と言ってくださったので、ステンドグラスを作らせていただきました。私が辞めた後も残るかなと思うと、うれしいです。絵本の『ぐりとぐら』をモチーフにしていますから、子どもたちにも馴染みがあるんじゃないでしょうか」。

保育園の調理師として30年

 30年前に沼ノ端おひさま保育園に勤め始めて、拓勇おひさま保育園に異動になりました。

調理師になったきっかけは何ですか。
「保育園に来る前は会社のOLをしていました。私の時代ですと、30歳を過ぎて働いている女性は少なかったものですから、長く仕事を続けられる調理師というお仕事はいいなと思い調理師になりました。私は独身なので、ずっと働いていかなければいけないという意識がありましたから。30歳の時でしたね」。

仕事で一番やりがいを感じることは何ですか。
「料理を作っているときが、やっぱり一番やりがいを感じます。もちろん子どもたちが食べてくれるのがうれしいんですけども」。

子どもたちの給食を調理するにあたって気をつけていることはありますか。
「大きさにしろ、色みや温度管理にしろ気を使います。できるだけ食べてもらいたいという気持ちがすごく強いので。今はアレルギーの子どもも多くなっていますので、間違いがないように食器を変えたり、名札を付けたりと、いろいろ工夫しています。どこの保育園も同じだと思いますけどね。多分作るのが性に合っているんだと思います。しかも大量に作るのが好きなので、まさしく給食って面白いなと思って毎日作っています」。

子どもたちは給食の感想を言ってくれたりしますか。
「食べ終わった後よりも、作る前に『がんばって作ってね』と言ってくれることが多いですね。だからすごくうれしいなと思って。大きなガラス窓から調理場に向かって手を振ってくれたりとか。勤労感謝の日には必ずプレゼントをくれますしね」。

昔と今と、子どもたちの食の傾向は変わっていますか。
「意外と残食がない方じゃないかなぁ。よく食べてくれます。小さい子はいろいろ好き嫌いがあるようですが、野菜もあまり残さず食べてくれるのは、体を動かして遊んでいるせいだと思います。最近の子の傾向として、固いものがダメなのかなぁ。かじるというのが苦手になってきているんじゃないかと思います。昔はおやつに煮干しとか出たんですけど、そういうのが少なくなりました。噛むことが意外に少なくなってきているような気がしますね。意外と子どもたちは甘いものよりも、しょっぱいものが好きですね。あと、お芋を煮ただけとか、割と素朴なものも喜ぶのかなと思います」。

「ショウコちゃん」というお仕事

子どもたちの“おやつ”を作る大槻さん
▲子どもたちの“おやつ”を
作る大槻さん

 「私はみんなから『ショウコちゃん』と呼ばれているんですけど、子どもたちは『ショウコちゃん』というのは給食のおばさんのことだと思っているんです。給食室の白衣の帽子を被った人はみんな『ショウコちゃん』なんです。他の調理員も『ショウコちゃん』と呼ばれても『ハーイ』と返事しているんですよ。『ショウコちゃん』というお仕事だと思っているんです」。
 インタビューに同席していただいた副園長の片石律子はこう言います。
 「給食の大槻さんは、子どもたちとの直接の関わりは日々の中では少ないですが、(大槻さんはああおっしゃっていましたが)ちゃんと大槻さんのことを『ショウコちゃん』と認識している子もたくさんいます。そして、尚子ちゃんは料理上手で美味しいものを作ってくれるという認識が子どもにも職員にも浸透しています(本人は意識が無いようでしたが)。特に職員からの信頼は絶大です」。

社会福祉法人 沼ノ端福祉会

苫小牧市拓勇西町7丁目1-4
電話(0144)52-0020 FAX(0144)52-0030

拓勇おひさま保育園/沼ノ端おひさま保育園

 昭和46年法人設立。同年、沼ノ端おひさま保育園開園。定員20名の小規模ではじめた沼ノ端おひさま保育園ですが、とにかく入園希望者が多いので定員60名にしました。平成25年に開園した拓勇おひさま保育園は定員90名ですが、現在103名の園児を受け入れています。保育士の定着率がよく、保育士の配置は多くしています。卒園児で保育士になっている人も5名います。年休消化もよく、残業もなるべく減らしているので、保育士は働きやすい職場だと言っています。
 両園とも、どろんこ遊びやはだし保育を意識的に多く取り入れています。人間としての根っこが生える時期には水・砂・土に触れて、自分で体感していくことを大事にしたいといいます。遠藤明代園長は「最近のお母さんたちは授乳をしながらスマホを見ている方が多く、感情表出が少ない子が多くなっているようで心配です」とおっしゃっていました。
0歳児散歩 4歳児穴掘り 5歳児海の遠足
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