職員インタビュー(社福)厚岸町社会福祉協議会 (総務地域課主任・生活支援コーディネーター兼務)

生活支援コーディネーター

(社福)厚岸町社会福祉協議会 柏木 由起子さん(総務地域課主任・生活支援コーディネーター兼務)

▲(社福)厚岸町社会福祉協議会
柏木 由起子さん
(総務地域課主任・生活支援コーディネーター兼務)

 釧路市出身の柏木さんは、介護職を目指して厚岸町社協に来ましたが、現在は地域福祉に携わっています。
 「地域福祉とは、地域の方々が安心・安全に住み慣れた地域で暮らし続けるための活動です。私たち社協は、高齢者の交流事業や、老人クラブなどの団体事務をはじめ、多世代交流の場所づくりや子育て支援、さらにボランティアセンターなどの地域福祉事業や成年後見などの権利擁護をしています」。

現在、厚岸町社協で唯一の生活支援コーディネーターとして働く柏木さん。生活支援コーディネーターとは、どういう仕事ですか。
 「今まであった住民主体の地域活動はもちろんですが、これから地域に必要となる活動を皆さんの声から企画し、「向こう三軒両隣」のような地域の繋がりづくりを復活させる仕事です。この仕事は、地域によって色も形も違います。正解もなく、ゴールもありませんので大変な仕事ではありますが、企画で困っているうち、反対に私自身が皆さんに助けられることもしばしば。一緒に楽しみながらやらせてもらっています」。

厚岸は人情味のある町

厚岸町に来てどういう印象を持っていますか。
 「農漁業の方は比較的言葉がきつくて、はじめは怒らせてしまったかな?と思うことが良くありました。周りに聞くと怒ってないよ、怒ってるように聞こえるけれど普通なんだよとなだめてくれて。それが分かるまで時間がかかりました。今は、人情味にあふれた温かな人ばかりだということに気が付きました」。

柏木さんが福祉の仕事を志した動機は何ですか。
 「小さいころから人の役に立つ仕事がしたいという漠然とした思いがありました。就職氷河期で思うような仕事には就けませんでしたが、祖母が101歳で亡くなった時、祖母を介護してくれていた介護職の方を見て、自分もこういう仕事に就きたいと思い、一念発起し資格を取得しました。介護は、その方の生活のほとんどを担うもので、その人がその人らしく生活できるように尊厳を守りながら生活を支えることが基本です。今は直接介護には携わっていませんが、寄り添い思いやり、形は違うけれどその人の生活環境を整え支える社会福祉の仕事に、とてもやりがいを感じています」。

今回、職員インタビューが柏木由起子さんと聞いて、坂本九さんの奥さんと同性同名だなと思いました。
 「父がファンだったので、女の子が生まれたら付けたいなと思っていたらしく、同じ字だと気後れするだろうなということで、紀の字を起にしたそうです。転んでも起き上がるような強い子になってほしいと願って名付けてくれたんです。私はバスケットボールを小学校から今もやっているんですけど、そっちの強い方の子になってしまって、きれいでおしとやかにはなれませんでした。そう言うとおばあちゃんたちも笑ってくれるので、今は名前に感謝しています」。

趣味のこと、家族のこと

趣味の釣りでカレイをゲット。釣った魚は自分で調理します。

▲趣味の釣りでカレイをゲット。
釣った魚は自分で調理します。

仕事をするうえで心掛けていることはありますか。
 「私はすぐ感情的になったり、自分の物さしで正しいと思う事をすぐ言ってしまう癖があるので、一旦受け止めるように気を付けています。自分が思う「普通」は相手の「普通」ではないので、伝える内容やタイミングなどを心がけています」。

休日は何をして過ごしていますか。
 「今嵌まっているのが釣りです。調理師の免許も持ってて、自分でさばいて調理して食べています。それがストレス発散になっています」。

ご家族のことも話してください。
 「二人の子ども達はすでに成人していて、上の子は、関東の大学を卒業してそのまま就職していますが、下の子は、私と同じ福祉職を目指し大学で学んでいます」。

お母さんの姿を見て感じるところがあったんですね。
 「厚岸町社協に勤めてから何度かボランティアに来てくれました。私が地域の方と関わる姿を見て『お母さんの仕事ってすごいなぁ』と思ったみたいで。それがきっかけで社会福祉士を目指したようです」。
 お子さんからも尊敬され、目標にされている柏木さんです。

社会福祉法人 厚岸町社会福祉協議会

厚岸郡厚岸町梅香2丁目1 厚岸町社会福祉センター内
電話(0153)52-7752 FAX(0153)52-6044

厚岸町立特別養護老人ホーム心和園/在宅老人デイサービスセンター

 昭和26年7月任意団体として発足、同53年12月に法人認可されました。昭和63年頃から、介護保険の前身となる訪問入浴サービス、平成2年にリフト付き福祉車両による送迎サービスなどを始め、平成8年にはホームヘルプサービスを始めました。介護サービス事業を制度発足前から始めていった、介護保険事業に重きを置いてきた社協です。大きな転換期となったのは平成26年、それまでの実績が評価されて町直営の特養とデイサービスセンターの運営を引き継ぎました。職員数も一気に増えて現在94名。介護職の多くは嘱託職員でしたが、昨年12月に同職員全員が正職員になりました。
 今後は、地域住民と一緒に創り上げていく事業、生活支援体制整備事業や地域でのサロン活動に力を入れていきたいとのことで、いずれも地域住民の地域住民によるサービスを目指しています。「世代間を超えた交流の場をつくり、それが介護予防や生きがいにつながり、介護サービスを必要としない状態を維持していける。既存の福祉サービスには当てはまらない細かいニーズを拾って、支援を形にしていくのが社協の担うべきひとつの役割だと思います」とおっしゃっていました。
特別養護老人ホーム 心和園
特別養護老人ホーム 心和園
社協主催の夏祭り「ふらっとニコニコ広場」
社協主催の夏祭り「ふらっとニコニコ広場」